イベントマーケティングとは
マーケティングの方法が多様になった現代では、時代遅れかと思われていたイベントマーケティングが見直されています。
イベントマーケティングとは、実際に自社商品を社外に持ち出し展示することです。これにより、主催者が顧客の反応を間近で見られるというメリットを得られます。イベントマーケティング自体は昔からある古典的なマーケティング方法ですが、インターネットの出現と進化によりその場に出向かなくても商品を見られるようになりました。
しかし、実際に商品を見たり、手に取ってみたりしないと判らないこともたくさんあります。実際、顧客に商品やサービスのすばらしさは、動画やブログでは全て伝わらず、手に触れることによって初めて商品の凄さに気づきます。イベントマーケティングの方法によっては、新規顧客を大量につかむことも可能です。古典な方法ですが、可能性は無限大と言えるマーケティングの手法と言えるでしょう。
イベントマーケティングのメリット
イベントマーケティングの最大のメリットは、先に挙げた通りインターネットでは伝わりにくい部分を顧客に理解してもらえることです。文面や画像だけでは伝わらない商品の魅力に気づいてもらえます。さらに、インターネットが発達した現代では顧客がネットに商品を掲載して使い心地などの感想をツイートすれば、一気に拡散する可能性もあります。また、顧客と直接話をすることで要望を直接フィードバックし、商品機能の改善に役立つのです。
イベントマーケティングのデメリット
実際に自社の商品を見てもらうと様々なメリットがありますが、その反対にデメリットもあります。
例えば、イベントマーケティングに参加した顧客反応がイマイチだったり、来場者が少なくてイベントが失敗したりと、会社の商品だけでなくブランド全体にマイナスイメージを強く持たれやすいということです。したがってイベントマーケティングを開催するにはしっかりとした事前準備が必須となります。
実施のポイント
イベントマーケティングを成功させるためには、いくつか実施するポイントがあります。
まずは、イベント開催する会場もイベントマーケティング成功の秘訣です。とくに会場が駅から離れていると客足が遠のく原因となります。会場は、駅からすぐに顧客がアクセスできるように、貸し会議室やレンタルスペースを借りるとベストと言えるでしょう。上記のように、貸し会議室のサービスを扱う企業は多く、日時や時間を指定したうえで会場をレンタルすることができます。
ちなみに、不特定多数ではなく「地元地域の顧客を増やしたい」というケースであれば、集めたい地域の人が足を運びやすい場所に会場を設けるようにしてください。
また、当たり前だと思われていますが、意外に自社製品について説明するほど社員に知識がない場合も少なくありません。商品の特徴や機能、操作方法はもちろん、商品を使う上で顧客が質問してくる商品に対する疑問の想定もしなければなりません。また、顧客に商品をその場で紹介するということはプレゼン能力も高めておく必要もあります。
イベントマーケティングでどのような商品を扱う場合においても、退屈な説明ではすぐに顧客は去ってしまいます。商品使用の実例を踏まえたプレゼンを事前に練習しておきましょう。