不用になった品物の処分先として利用されるリサイクルショップ。洋服や本、家電などを買取るリサイクルショップは独立開業しやすいといわれています。
今回はリサイクルショップの独立開業について紹介します。
リサイクルショップの独立開業
リサイクルショップの開業には古物商許可証という資格が必要です。この資格がないとリサイクルショップは開業できません。
次に開業にはフランチャイズか個人経営の2種類があります。
フランチャイズの場合、査定や商品の値付け、経営ノウハウなどの教育を受けられ、未経験者でも参入が可能です。
一方、個人経営の場合、一から自分でやらなくてはいけません。すでに仕入れ、買取手法、営業が身についていれば余計な支出がなく、多くの収益を確保できます。
自分の店舗を出すのなら、地域のリサイクルショップを見て回り、自分の店舗についてイメージを明確にしておきたいところです。
リサイクルショップをはじめたら
開業しても顧客がいなければ始まりません。リサイクルショップの利用者を増やすには宣伝・広告によりお店について知ってもらう必要があります。
高価買取を宣伝したり、品ぞろえを豊富にしたりと周辺のリサイクルショップと比べて優位性をアピールするといいでしょう。チラシやホームページを活用することも大切です。
リサイクルショップの品揃えについて
店舗形態以外に、何かのジャンルに特化させるか、広く総合的な品揃えにするかなど、どのような展開を考えるかということも大きなポイントです。
総合型
さまざまな商品を幅広く取り扱う形態です。安定した仕入れ量を確保しやすく、買取料金も比較的安価に抑えられます。競合も多いので、どれだけ商品が充実されているかが1つのポイントになります。そのため、在庫が溢れがちになることと、広い店舗面積が必要になります。
また商品の修理や掃除、管理、レイアウトなど様々な業務も発生するため立ち上げ段階から複数人で行わないとなかなか始めることは難しいといえるでしょう。
ジャンル特化型
書籍やブランド品、ゴルフ用品など特定ジャンルの買取を専門としています。特定のお客さんに訴求が可能でリピーターがつきやすいのが特徴です。個人単位で開業・運営が可能です。
デメリットは偽ブランド品やコピー品などをつかまされない専門知識が必要になります。
流行に流されやすいので、売れ筋の商品を仕入れるには経験と運が必要です。
買取だけではなく古物市場(業者オークション)を利用する方法もあります。≫エコリングtheオークション | ブランド品の仕入れ・卸ならエコオク
リサイクルショップは一般の小売業と比べて粗利益率が高く、成功すれば収益性の高い商売です。
競合他社も多い業界なので、他社と差別化する必要があります。だからといって、特化しすぎて顧客のニーズとずれてしまっては意味がありませんので、コンセプトを見定めて開業するようにしましょう。